≪次回からは、ちいきしんぶん不動産情報誌へ移籍となります≫

代表ブログ

【日経平均最高値!本当かね?】
群馬県内で去年1年間に休業や廃業、解散した企業は692件。前年に比べて45件増えました。新型コロナが5類に移行され、企業などへの支援が縮小する中で、人件費や原材料価格の高騰が重なったことが休廃業の増えた要因になっているとみています。
その一方で、およそ34年ぶりに日経平均が最高値を更新した株式市場。背景にはデフレからの脱却や、賃上げと物価上昇の好循環が実現することへの期待感があります。大手企業の稼ぐ力が確実に高まってきているのは間違いありません。ただし、その恩恵を中小企業が受けているかと言うと、疑問符が付きます。実態とかけ離れたところで株価が形成されているみられています。
事業再構築の取り組みが遅れ、生産性の向上や利益率の改善が見通せない状況が続く場合、市場から退出する中小企業はさらに加速する可能性があるとしています。義理人情などは勿論大切ですが、古き良き商習慣のみを武器にして現代社会でこの先生き残るのにはハードルが高そうです。
群馬の不動産経営者仲間の話では、「高崎はいいね、一人勝ちだよ。うちの街なんか駅前ですら店舗の空きが目立ってきた」なんて不景気な話もチラホラ。

【高崎は元気です!?】
 世間では、卒業、入学、入社と新生活を始める方々を中心とした引越しシーズンが最盛期を迎えています。法人だけでなく、個人の、特に外国人の方のお問い合わせ、対応も例年以上に増えております。
気が出てきたように感じます。世界的に吹く不況の足跡も何のその高崎は元気です。
特に新しい高崎スズラン百貨店の周辺は、旧館含め各所でスズラン特需と言えばオーバーですが、マンション開発によるクレーン車が忙しく動きまわる姿が散見されます。

【新築マンションの買い時は?】
 昨年秋ごろまでは街中で300坪以上の土地の売却情報が出ると各デベロッパーがこぞって相場価格の2倍以上の金額を提示していきましたが、もう今では相場価格での金額提示が出るかどうかと言うレベルまで落ち来てしまっているようです。
現在建築中のマンションが飛ぶように売れているならばいざ知らず、土地の仕入れ時に想定していた建築費、人件費は跳ね上がり、販売価格は同じグレードでも高くせざるを得ない状況のようです。さらに、販売する為に、モデルルーム運用費(家賃や現地スタッフの経費)や広告費(チラシやネット広告)などから完売迄の日数が経つほど採算性が取れず、実際高崎のマンションは供給過多気味で、しばらくはデベロッパーからは買い控えの姿勢が続き、マンション価格の高値化は続くようです。
以上の話は、某大手高崎担当デベロッパーのあくまで一視点での見解ですが、あながち間違いではないと思います。
ただし、それでも完成後には完売してしまうのが、新築マンション。それにはちょっとしたカラクリがあるのですが、それはまた別の話。ヒントとして興味のある新築マンションには、お客様登録をしておくことをお勧めします。
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【ありがとう、リード、丸山社長】
弊社にとっても欠かせない広告媒体であり、高崎の皆様にとって不動産の相場観を養うためにも長年にわたり貢献してきた「月刊不動産情報誌リード」。
本誌は、広告代理業のリードプランニングが発行していましたが2022年3月に自己破産申請後も、オレンジリンクにて引継いでいました。が、紙媒体での広告出版不況により前号にて発行中止を決定。そんな大変な状況の中、今度はちいきしんぶん(ライフケア群栄)に手を上げて頂き、不動産情報誌の発行を継続して頂ける事になりました。
自身の就職先より先に事業の引継ぎ先に最後まで奔走してくれた丸山社長に心から感謝申し上げます。
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【こんにちは、ちいきしんぶん】
次号より、誌面の構成は若干異なりますが、ちいき新聞の増刊号のような扱いで第2週に不動産情報誌面が皆様のお手元に配られます。当コラムも引き続き、掲載して良いとちいき新聞の吉田社長に御快諾頂き、ホッと一安心。お手元にちいきしんぶんが届いていない方は弊社にお問い合わせを。
『世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。』哲学者、古典文献論者として知られるニーチェの言葉から。「ひたすら進め」という言葉は、新しい環境や生活に不安を抱える人や、変化への恐怖を抱える人に勇気を与えてくれます。困難であっても高崎の更なる発展と言う素晴らしい景色を一緒に見続けられますように。これからも新しい誌面で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

4年に1度の閏(うるう)日2月29日に  広田 金次郎